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チェンマイライフを語りタイ | チェンマイを拠点に活躍するIT社長・市川俊介さん(後編)

現在チェンマイに住んでいる人に、住み始めたきっかけやチェンマイの良いところなどをインタビューする企画『チェンマイライフを語りタイ』。
芸能界からIT業界へと人生を歩み、チェンマイを拠点としてミャンマーやシンガポールなどアジア諸国を飛び回っている市川俊介(いちかわ・しゅんすけ)さんのロングインタビュー。お待ちかねの後編です!

【インタビュー後編】チェンマイへの移住を実現!理想と現実

Q: 実際にチェンマイに定住して、どうでしたか?

移住後、チェンマイでの日々は本当に幸せと感じていましたし、今でもそう感じています。バックパッカー時代からたくさんの国、都市を訪れたり、長期滞在したりしてきましたが、住むならばチェンマイ以上の場所はないと感じています。人が温かく、物価が安く、食事が美味しく、自然豊かで、独自の文化もあり、何より時間の流れが緩やかです。そんなチェンマイが本当に大好きで、居心地の良さはどの都市と比べても圧倒的だと思います。

今ではチェンマイに家も建てましたし、世界を舞台に仕事を続ける中、拠点は一生チェンマイしか考えられないと思っています。家族がいるチェンマイという場所があるからこそ、世界中で仕事ができている。いつでも、何があっても自分の帰れる場所がチェンマイです。

それから、僕の息子は、平日はタイの現地校、土曜日に日本人補習校に通わせていますが、チェンマイへの移住は子供の教育にも良かったと感じています。妻も子育てのストレスがかなり軽減されました。

Q: 普段のチェンマイ生活について教えて下さい。

今はほぼ仕事ばかりですね。数年前にチェンマイで家を建てたのですが、庭にオフィススペースを離れで建てたので、そこに籠ってほとんど仕事をしています。ただ、それだけでは煮詰まってしまうので、時にはお気に入りのカフェに移動して、そこからオンラインで仕事をすることもあります。チェンマイはネット環境も良く、おしゃれなカフェが特に郊外に多いので、新しいカフェ巡りも楽しいです。

休みの日には、プライベートで仲の良い起業家の友人と、家族ぐるみで定期的にキャンプをしたり、それぞれの家でホームパーティーなんかをしたりが多いです。チェンマイには山が多いので、キャンプができる場所が豊富です。週末を利用してチェンマイ県内で1泊旅行をすることもあります。自然に触れることでリフレッシュできています。今では趣味となったギターを弾きながら、日本の曲のみならず、タイ語やミャンマー語の歌なんかも歌ったりしています。

起業家の友人たちと郊外キャンプでBBQ
音楽は最高のコミュニケーション・ツール

Q: チェンマイの良いところ・気をつけないといけない点を教えてください。

都会っぽさはないのに、実はタイ第二の都市なので何の不自由もない。この「のんびりしているのに便利」というバランスがチェンマイの魅力だと思います。どこまでもリラックスさせてくれる都市なので、仕事で大切なタイミングで気を抜きすぎないように気をつけています(笑)

Q: インターネットでビジネスをする(ノマド)生活をする人に、チェンマイはオススメですか?

今まで30カ国60都市ぐらいの場所を訪れたことがありますが、いわゆる「ノマド」生活をするにはチェンマイ以上の場所はないと断言できます。おしゃれカフェの密集度は世界トップクラスだと思います。インターネットの速度や安定感も全く問題ありません。
弊社の日本人スタッフにもノマド生活をしている若手の仲間がいますが、彼女も「初めて定住したいところを見つけたかも」と言っています。

Q: ミャンマーでの起業について、具体的に教えて下さい。

チェンマイに移住してすぐは、本当に模索の日々でした。日本でのサラリーマン生活とは全く違い、時間も場所も自由を手に入れた反面、自由とはそれ以上の責任を負うことであるとも痛感しました。yatharを起業することだけは決まっていたのですが、無名のベンチャー企業の新規事業かつ起業する国は未知の国ミャンマーともなれば、資金調達もかなり難航しました。

日本とバンコクとヤンゴンを行き来する日々、移住後約半年ほどはほぼ収入もなく、貯金が底をつく寸前になることもありました。それでも応援し続けてくれた家族には本当に感謝しています。

開発、現地でのアライアンス、資金調達などyatharの準備を続けながら、コンサルタント業や通訳翻訳業などで糊口をしのぎつつ、移住から3年、多くの方々の支えがあって遂に資金調達が決まり、ヤンゴンでサービスリリース記者会見をしたあの時の気持ちは今でも忘れられません。

2018年 ついにyatharミャンマー現地法人を旗上げ!

■現地ミャンマーテレビ局取材でyatharについて語る市川俊介さん(1:25〜
あくまでもリリース時の内容です。現在のyatharのコンセプトや機能は変化しております。

yatharリリース後は、1年のうちヤンゴンに3分の2、チェンマイに3分の1ほど滞在するペースになりました。ヤンゴンにはチェンマイからプロペラ機で1時間ほど、当時はコロナもクーデターもありませんでしたから、東京から大阪に出張くらいの感覚でチェンマイーヤンゴン間を行き来できたことも、この生活を続けられた大きなメリットだったと思います。

Q: ミャンマーのクーデターの際には、どうでしたか?

あれほど心を痛めた出来事は生きている間に何度もありません。クーデター前の2020年3月、ミャンマー滞在中にコロナ感染が世界中に広がってきたタイミングでチェンマイに戻ってきました。ミャンマー現地スタッフとはオンラインでの仕事が2年続きました。僕がいない中、2年も会社を守り切ってくれたミャンマーの仲間たちにはどれほど感謝してもしきれません。

そして、2021年2月、軍事クーデターが発生し、スーチーさんらが身柄を拘束されました。身近な方に犠牲者が出たりもしました。多くの方に「あのタイミングで帰れてよかったね」と声をかけられます。確かに家族や自分の生活を考えればそうなのですが、一方で仲間や大好きなミャンマーがこんなに苦しんでいる、その場所に自分がいれなかったという苦しさもとても強かったですね…。

自分の無力さを感じる日々だったのですが、そんな時にミャンマーの起業家仲間の方から教えて頂いた、「微力は無力じゃない」という小説家・エッセイストの田口ランディさんの言葉はとても印象的でした。微力でも自分にできることを…そんな思いでミャンマーと向き合う日々でした。

最近やっとミャンマーに入国ができるようになりましたが、スタッフのみんなと再会できた時の喜びは一生忘れられません。

Q:最後に、「yather」の現在とこれからについて詳しく教えて下さい。

有難うございます。まずyathar(ヤター)というのはミャンマー語で「味」という意味です。ローマ字にすると非常にWEBサービス的な響きになるなと感じ、今後の世界展開を見据えてもサービス名として成立する、そんな発想から命名しました。ガッツリのミャンマー語だと世界展開が難しくなるかも?という考えもありましたが、それでも「ミャンマーから始まったんだ」ということを常にマインドに持ち続けていたい、そんな思いからでした。

yatharはミャンマーで人工知能によるマッチングやSNS機能、100カ国以上の言語にも対応したグルメアプリとして2018年にリリースし、おかげさまで現在は利用者数30万人を達成し、ミャンマーのグルメアプリの中ではナンバーワンとの評価をいただけるまでになってきました。

PR TIMES記事:【yathar、InterConが選ぶ「Top 50 Tech Companies Award」を受賞

更に、グルメアプリに留まらず、GrabやTencentのようなスーパーアプリを目指して美容ショップや医療機関の紹介機能も追加しています。

最近では店舗DX化にも注力し、QRコード読み込みによるデジタルメニューを活用した非接触型テーブルオーダー、モバイルからのテイクアウト事前注文、自社デリバリー管理機能などを搭載する「yathar Smart Order」もリリースしました。

実は、直近でタイとインドネシアにも進出を果たし、現在は現地スタッフと一緒に同サービスの展開を進めていますので、近い将来タイでレストランに行くと「yathar Smart Order」で注文する機会が読者のみなさまにもきっとある、と願っています。

また、最近では自社で溜め込んだノウハウをお客様のウェブサイト関連の各種依頼にも活用しようと考え、Facebookを中心としたWEBマーケティングの運用代行サービス「yathar Media」もご好評をいただいております。

yatharグループのミッションは「make it borderless.」です。これからもyatharを通して、国家、宗教、文化、思想などの前時代的なボ-ダーを超え、グローバル世界に生きる人々の幸福を生み出すために新しい価値観を持ってサービスを創り続けて参ります。
この記事をお読みいただいた皆様にも、そんなyatharを見守っていただけたら嬉しく思います。

【yatharのミッション、ビジョン、バリューはこちらから】
https://yathar.com/company

市川俊介さん略歴

1979東京都福生市生まれ
1985子役として俳優業開始。マグちゃんランドセルのCMでデビュー
2000-2004成蹊大学文学部国際文化学科(文化人類学専攻) / 大学時代はバックパッカーとして世界数十ヶ国を行脚
2000-2006大学在学中、卒業後もタレント活動、舞台俳優、ミュージシャンとして芸能活動を継続、劇団「東京乾電池」所属(舞台)、 TOYOTA CM 等、多数作品に出演
2004株式会社西インド会社 タイ料理レストランマーネジャー
2006GMOインターネット株式会社(東証一部)入社、のち、同社にて海外事業部門責任者(ベトナム、シンガポール、タイ、ミャンマー等)
2015タイ・チェンマイへ移住/株式会社ワールドストリート(日本法人) 代表取締役就任(現任)/ポータルサイト運営、海外進出サポート、コンサルティングなど
2018yathar Myanmar Co., Ltd.(ミャンマー)創業・CEO就任(現任)/ミャンマーのグルメプラットフォームとしてリリース
2020yathar Pte. Ltd.(シンガポール) 創業・CEO就任(現任)/本社(持株会社)をシンガポールに設立 オンラインサロン「BORDERLESS」設立、主催(現任)
起業した会社「yathar」公式サイトhttps://yathar.com/
オンラインサロン「BORDERLESShttps://ichikawa.world/
市川俊介・個人ツイッターhttps://twitter.com/Syun_NoBorder
市川俊介をもっとよく知るためのリンク集

インタビューを終えて

いかがでしたか?市川さんの波瀾万丈の人生、でもそこには確固たるブレない芯があることがハッキリわかったのではないでしょうか。
ここチェンマイで「yathar smart order」がたくさん利用されるようになりますように、当サイトでも応援していきたいと思います。皆さんも、ぜひよろしくお願いします!

チェンマイで活躍する日本人を、当サイトは応援します!

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「この人を取り上げて欲しい」「私もぜひ語りたい」自薦他薦、随時受付中です!

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