インタビュー

チェンマイライフを語りタイ | 30年以上在住・浦野さん

現在チェンマイに住んでいる人に、住み始めたきっかけやチェンマイの良いところなどをインタビューする企画『チェンマイライフを語りタイ』。
今回は、チェンマイに長く住み、チェンマイのロングステイヤーのお手伝いもしている浦野謹稔(うらの・のりとし)さんにお話を伺いました。

仕事で頻繁に来るようになったタイで、気づいたら起業してチェンマイに住むように

Q:タイに来て、何年になりますか?

 1986年に初めてタイに来て、36年になります。

Q:タイ(チェンマイ)に来たきっかけを教えてください。

 初めは、バンコクに雑貨の仕入れの仕事で30歳ごろにタイを訪れました。最初は、定住じゃなく、15日のノービザ滞在で行き来することを繰り返していき、委託販売などの仕事もうまく回っていき、タイに来る頻度が増えてきました。

 当時は、インドネシアの商材など需要が先行してありましたが、タイの商材、特にチェンマイで作っているエスニック雑貨と呼ばれる、生地・布製品・セラミック陶器・藤や竹のカゴなどもだんだん人気が出てきましたね。

Q:定住するようになったのは?

 タイの縫製工場の工場長を経て、1995年ごろにチェンマイに定住(年に2、3回帰国)するようになりました。

 現在のオリエンタル・ノイズ社は2000年に設立。以来、チェンマイに根ざしてフリーペーパーの制作、イベントの開催、企業のチェンマイ進出のお手伝い等を行ってまいりました。

ロングステイサポートや警察のボランティア通訳、休みの日はギター

Q:普段は何をしていますか?

 ロングステイのサポートや生活の困りごとの相談などに対応しております。特に最近はタイランドパスの手続き依頼や、チェンマイ現地でのビザ申請依頼に対応することが多いです。

 また、2009年からチェンマイ県において、邦人が関係する事件等でボランティアとして通訳業務をしております。警察のお手伝いをすることで、社会的な信用をいただき、恐れ多いことに先日表彰までされてしまいました。

表彰ニュースはこちら→[在チェンマイ日本国総領事館サイト]

Q: 休みの日はどのように過ごしていますか

 楽器が趣味ですね。ギターがほとんど。そんなに上手じゃありませんが(笑)
昔は音楽関係の仕事をしていたので、その名残で日本からチェンマイに来るミュージシャンのお世話をすることもコロナ前は多かったですね。
コロナが終息したら、また音楽イベントも企画したいですね。

長居をさせる"程良さ"がチェンマイにはある

Q: チェンマイの良いところを教えてください。

 チェンマイは手頃な大きさの街。ちょうどぬるま湯に足を突っ込んだ感じ。気持ちがいいじゃない?
足を上げるとヒヤッとする。だからまた足を突っ込みたくなる。結果としていつの間にか長居してしまう。

適度に田舎で適度に都会。
自然を感じたければ、ちょっと行けば自然に触れられるし、街中に行けば大型ショッピングモールもおしゃれなレストランもあるし、困らない。「コンパクトタウン」といったところかな。

Q: チェンマイのロングステイで気を付ける点などあれば教えてください。

 適度な感覚で人とのお付き合いをする方がいいでしょう。深入りしてしまうと、その後喧嘩になってしまうことがあるようです。全国津々浦々から来る日本人同士ですが、共通点は「日本人」ということだけなので、合う合わないはあって当たり前、あまりベタベタになる必要はないと思います。

 それから、タイに来たら熱が冷めないうちにすぐにタイ語を覚えた方がいいですね。やはり郷に入れば郷に従えで、アパートで「電球を変えて」などちょっとしたことを頼む時などにも、片言でもいいからタイ人とコミュニケーションを取る姿勢が大事です。読み書きは二の次で、ふだん使う言葉から覚えていくと、なんとか日常会話だけでもできるようになりますよ。

 ただ、タイ人との付き合いですが、これも日本人と一緒で深入りしすぎるのも考えものですね。結局、誰とでも適度な距離感が大切ということじゃないでしょうか。

Q: チェンマイのロングステイに興味がある方にメッセージがあればお願いします。

 「海外に住む」という楽しさを味わうのに適した国や地域はいろいろありますが、その中でチェンマイは特に他の地域に比べて危険度が低いです。絶対安全とは言いませんが、危険な地域に行かなければ大丈夫。一人歩きでもOK。不注意で携帯やカバンを置きっぱなしにして盗られた、というケースはあるでしょうが、それは日本とは違う海外では当たり前に起きること。「海外に住んでいるんだ」という意識があれば大丈夫です。他のアジアの国で言うと、フィリピンなどに比べると全然安全と言えます。

 また、仏教国ということも大きいですね。イスラム国だとお酒を手に入れるのも大変でしょう。タイもお酒を売っていない日もあったりしますし、販売時間の制限はありますが、コンビニで普通にお酒も売っています。私なんかの飲んべえにも優しいので安心です(笑)。

 チェンマイは昔は「物価が安い」というイメージが先行していましたし、確かに私がきた頃はかなり生活費は安かったです。現在は高い生活のグレードを求めると、それなりに、あるいは日本以上にコストがかかることもあります。ただ、ほどほどな生活をするなら、少ないコストで十分に豊かな生活ができます。

 ご興味がある人は日本からでも相談承りますので、お気軽にお問合せください。

オンラインでロングステイ相談会を実施中!

当チェンマイ情報ステーションでは、今回インタビューした浦野さんの監修のもと、ロングステイ向けのビザ取得・更新や住居・その他生活サポート等を行なっております。

既にチェンマイに住んでいる方も、これから海外ロングステイでチェンマイを検討している方もご不明点などあれば、タイ滞在歴の長いスタッフがご相談に乗りますので、お気軽にお問合せください。

メールはもちろん、Zoom・LINE・Skypeなどでのご相談も可能です。

チェンマイで活躍する日本人を、当サイトは応援します!

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