(はじめに)本記事内容はあくまでも薬局等で売られているATK(Antigen Test Kit)簡易検査キットの使い方の実践例です。検査結果の判断等はご自身の自己責任でお願いします。
オミクロン株が勢力を増す中、チェンマイでも感染者の増加傾向がまだ続いています。
ちょっと風邪に似た症状が出た時などに、まずは安価なATK簡易検査キットで検査することができます。
唾液のみで検査するもの、鼻腔の奥や喉の奥からサンプル抽出して検査するものなど、いろいろな種類があります。
価格は50バーツ〜100バーツぐらい。薬局・コンビニ・オンラインでも販売されています。
※ATK検査については、以下のサイトが参考になります。
COVID-19検査のための抗体検査キットと抗原検査キットについて
(ワケンビーテック株式会社)
https://www.wakenbtech.co.jp/topics/post-24137
【検査時の注意点】
- 唾液のサンプルを取るタイプのものと、鼻腔の粘膜からサンプルを取るタイプのものがあります(今回の例は前者)。
- 唾液の場合は、食後少なくとも30分程度たってからサンプルを取ってください。30分未満の場合は誤検査結果が出る場合があります。
- 鼻腔の場合は、粘膜が乾燥しているとサンプルの量が足りず、検査結果が出ない場合があります。
- 「C」の線が出ない場合はサンプル量が足りないという証拠。もう一度しっかりサンプルを取って検査してください。

市販のATK検査キット。検査薬品と検査キット、容器など一式セットになっています。

検査薬品と唾液を入れる容器を取り出します。

容器に唾液を半分程度まで入れます。

検査薬を全部入れます。

付属の棒でよくかき混ぜます。
※こうした棒が入っていないキットもあります。

検査薬を検査キット本体の「S」の所に注入します。
(キットによって表記が異なる場合があります)

徐々に液体が検査結果表示の部分全体に染み込んでいきます。
そのまま5分程度待ちます(キットにより差があります)。

検査結果が出ます。
- Cの位置にのみ線が出た場合・・・陰性と判断する
- Tおよび/またはCとTの間に線が出て、かつCの位置にも線が出た場合・・・陽性と判断する
- Cの位置に線が出ない場合は、他に線が出ていても無効と判断する(要再検査)
(注)あくまでも簡易検査ですので、100%検査が正しいとは限りません。
もし陽性判定になった場合、速やかに医療機関にご相談ください。
陰性判定でも、高熱などの症状が続く場合も同様です。
現在チェンマイではほとんど全ての大手病院でPCR検査やコロナ感染者の対応が可能ですが、日本人通訳のいる主な病院は以下の通りです。
バンコク病院 | +66 52 089 888 | www.bangkokhospital-chiangmai.com |
ラーンナー病院 | +66 52 134 777 | www.lanna-hospital.com |
ラーチャウェート チェンマイ病院 | +66 52 011 999 | www.rajavejchiangmai.com |
チェンマイラム病院 | +66 53 920 300 | www.chiangmairam.com |
(注)日本入国時に有効な検査方法の一つとして認められている「抗原定量検査(Quantitative Antigen Test)」はタイ国内の一部の医療機関で導入されておりますが、これは薬局等で購入できるいわゆるATK(Antigen Test Kit)による「抗原定性検査(Qualitative Antigen Test)」とは異なるものです。ATKによる検査は、日本入国時に有効な検査とは見なされませんので、ご注意ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
コロナ感染対策は、何といってもマスク着用・手洗い・消毒。
油断せず、励行しましょう!


