チェンマイは、世界中のノマドワーカーにとっての聖地として知られています。短中期的に過ごしやすい環境、美しい自然、豊かな文化、美味しく安い国際色豊かな食事、そして快適で多様なライフスタイルを受け入れらるのがその理由と言えるでしょう。
ノマドワーカーがタイに長期滞在するにはビザの問題がありましたが、今回、タイ政府がノマド向けに180日滞在可能なデジタルノマド向けの新ビザ "デスティネーション タイランド ビザ" (Destination Thailand Visa | DTV)導入を閣議決定しました。
ノマドの聖地と言われている理由とポイント、さらに新ビザ DTVについて説明していきます。
目次
チェンマイがノマドの聖地と言われている理由
チェンマイは、ノマドワーカーにとって理想的な場所として評価されています。その理由は、以下のような要素によるものです。
- コストパフォーマンスの高さ
チェンマイは、生活費が非常にリーズナブルです。賃貸物件、食事、交通費などが比較的安価であるため、限られた予算でも快適に暮らすことができます。 - インターネット環境の充実
ノマドワーカーにとって重要なのは、サクサクのインターネット環境です。チェンマイはこの点でも優れており、カフェやコワーキングスペース、宿泊施設など、あらゆる場所で高速なインターネットを利用できます。場所によっては、日本よりも速いと言っても過言ではありません。
また、インターネット・サービスの規制がほとんどありません。 - コミュニティの存在
チェンマイには、世界中から集まるノマドワーカーが多く、日本人のノマド、フリーランスの方が多く訪れています。そのためのコミュニティも非常に活発です。様々なイベントやミートアップが定期的に開催されており、情報交換やネットワーキングの場として非常に有益です。
ノマドにおすすめなポイント3点
チェンマイに滞在するノマドワーカーに特におすすめしたいポイントを3つ挙げます。
1. コワーキングスペース
チェンマイには多くのコワーキングスペースがあり、快適な作業環境を提供しています。気分やスケジュールで色々なコワーキングスペースを訪れることは、日々ワクワクする気分で仕事を楽しめることでしょう。
2. ローカルフードとカフェなどの食の魅力
チェンマイは、美味しい食事をリーズナブルな価格で楽しめる場所です。地元の市場やストリートフードはもちろん、カフェ文化も発展しています。また、多くの国の観客が訪れるので国際的豊かなレストランもあり、いろいろな食を楽しむことができます。
3. 観光とリラクゼーション
仕事の合間には、チェンマイ観光でリフレッシュできます。チェンマイ中心部には、旧市街を散策したり、ピン川でのどかな雰囲気を感じたり、ニマンへミンでおしゃれなスポットで遊ぶことができます。また、少し足を伸ばせば多くの自然に囲まれた景色を見ることができます。至る所にはタイマッサージやスパ店があり、疲れた体を癒すことができます。
デスティネーション・タイランド・ビザ(Destination Thailand Visa:DTV)とは
対象者は、リモートワーカー/デジタルノマド/フリーランサーなどです。
20歳以上である必要があります。DTV取得者の配偶者および扶養家族も対象です。
50万バーツ以上の財政的支援の証明または保証が必要。また、登録企業での有効な雇用を証明するものが必要(6月上旬に公開予定)。※このあたりは特に確認を。
DTVの発行手数料は10,000 バーツ。有効期間は5年で、1回の入国につき最長180日間の滞在が可能。さらに10,000バーツの手数料を支払えば、滞在期間を1回延長してさらに180日間滞在できます。 5年間ずっとタイに滞在できるわけではありません。
申請条件 | ・20歳以上 ・50万バーツ以上の資産証明または保証が必要。または、登録企業での有効な雇用を証明するものが必要(6月上旬に公開予定) |
有効期間 | 5年間 |
滞在期間 | 1回の入国につき最大180日滞在が可能 (10,000バーツで、さらに180日滞在可能の延長が1回のみ行える) |
その他 | 法的な配偶者 ・20歳未満の子供などを扶養家族を連れて行くことが可能。 |
ビザ発行手数料 | 10,000バーツ |
注意点:実際の施行は6月末〜7月になります。
今後の施行は三段階の予定
内閣は、2024年5月28日に外務省領事局からの提案を受け入れ、タイの経済を活性化し、より多くの人々が訪れ、タイ生活をもっと楽しんでもらうための新しいビザ政策を採用しました。この新政策は、3つのフェーズに分けて展開されるとのこと。
第一段階
まず、2024年6月末〜7月初めに始まる予定の第一段階では、以下のような措置が講じられます。
- 93カ国・地域の方々を対象に、観光や短期ビジネスのためのビザ免除期間が、30日から最大60日まで延長されます。
- 到着時ビザ(VOA)を利用できる国・地域の数が、19から31へと増加します。
- 長期滞在者やデジタルノマド、特定の文化活動に参加される方々のために、5年間有効で、1回の訪問につき最大180日間滞在できる新しいタイ国ビザ(DTV)が導入されます。
- 留学生や卒業を控えたタイ人旅行者のために、Non-Immigrant ビザの手続きが簡素化されます。
- タイへの入国がよりスムーズになるよう、「ビザ政策委員会」が設立され、入国手続きの効率が向上します。
第二段階
次に、中期的な措置としては、
- Non-Immigrant ビザの種類が整理され、よりわかりやすくなります。
- 健康保険の要件が柔軟になり、より多くの国の方々が長期非移民ビザを申請できるようになります。
- 2024年12月までに、すべての大使館と領事館で使いやすい電子ビザシステムが導入されます。
第三段階
そして、長期的な展望としては、電子渡航認証(ETA)システムが導入され、これにより訪問者の皆様がより簡単にタイへの旅を計画できるようになります。
情報元:タイ政府広報局(PRD)
https://thailand.prd.go.th/en/content/category/detail/id/48/iid/293120
当ステーションでは、タイ現地での同行を注意深く探ってまいります。新着情報があれば随時アップデートいたします!
まとめ
チェンマイは、ノマドワーカーにとって理想的な環境が整った都市です。リーズナブルな生活費、充実したインターネット環境、活発なコミュニティに加え、コワーキングスペースや美味しい食事、自然環境など、多くの魅力があります。次の働く場所を探しているノマドワーカーには、ぜひチェンマイを検討してみてください。
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