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2023年版| ロイクラトーン (イーペン祭り)無料会場まとめ

ロイクラトーンとは?

毎年旧暦12月(現在の10月下旬〜11月上旬)の満月の夜、花などで美しく飾られたクラトン(灯篭)を川に流す「ロイクラトーン」と呼ばれる行事が全国各地で行われます。タイ語で「ロイ」は「浮かべる」、「クラトン」は「灯籠」で、ロイクラトンとは灯籠流しのことです。

ロイクラトンの起源は不明確ですが、一説によるとスコータイ王朝時代(1238~1463年)に遡るとされています。タイの人々は古くから川とともに生活してきた歴史があり、灯籠流しは穢れを川へ流す意味を持っています。今日でも毎年旧暦12月の満月の夜に灯籠流しや空にランタンを舞い上げ、自然への感謝と身の浄化を図る伝統行事が受け継がれています。

日本のお盆の灯籠流しにとても似ていますね!

今年の開催は、11月27日(月)・28日(火)の予定です。

豆知識:イーペンとは?

タイ北部の方言で「イーペン」(「イー=数字の2」、「ペン=月」)と呼ばれ、かつては2月に開催されていました。

タイ語で数字の「10」は「シップ」、「20」は「イーシップ」と言いますね。

コムローイ上げはなぜ行われている?

まず、コムローイの「コム(Khom)」はタイ語で「光」の意味、「ローイ(Loi)」は「浮く」の意味です。コムローイは直訳すると「光が浮く=光り輝く空飛ぶ灯篭」ということとなります。コムローイ(ランタン)を上げる習慣は、ロイクラトーンとは別の時期にチェンマイの「サンサーイ」というエリアで行われていた行事で、「ロイクラトン(イーペン祭り)」が川の恵みに感謝をし、灯篭を川に流す行事であるのに対し、「サンサーイ祭り」は天の仏様に紙灯篭を上げることで感謝を捧げるためのお祭でした。それがいつしか同じ時期に行われるようになったと言われています。

無料会場のまとめ

コムローイ上げができる場所には制限があります。航空機の遅延や火が付いたまま地上に落ちてきた際に火災の危険性があるためです。また、紙灯篭が環境に与える影響などさまざまな課題があることから、政府による制限が設けられています。むやみやたらに数を上げることはできませんのでご配慮ください。

ターペー門

毎年、ターぺー門広場の特設会場では、タイ舞踊ショーなども開催されるなど、目白押しの会場です。コムローイ上げは、現在では禁止されているようです。近くにあるお堀では、ロイクラトンもできます。またここターペー門から山車が街に繰り出します。

チェンマイ旧市街およびその周辺で、複数の無料会場があります。ターペー門からの距離を参考に、地図でご紹介いたします。

①ワットパンタオ

ワットパンタオはチェンマイ旧市街内にあり、ターペー門から西に歩いて10分程度の距離です。パンタオは千の窯の意味で、プラパンタオ(千倍仏)が安置され、何か願い事をすれば十倍、千倍になって叶うと言われています。

②ナワラット橋

ピン川に架かるナワラット橋周辺では、夜空に数多くの紙灯篭が上がる様子が見られます。ターペー門から東に歩いて約15分の距離ですが、地元の方々も多く訪れるので、見たい方は早めに移動しましょう。
なお、ここではかつてコムローイ上げが行われていましたが、現在は禁止されているのでご注意ください。

ロイクラトーン(灯籠流し)目的の方は、もう少し歩けば良いスポットがあります。

ワットチャイモンコンにはピン川クルーズの船着場があり、そこでは灯篭を川に流す様子が見られます。
チャイはいつでも勝利、モンコンは吉祥を意味します。川へ放魚するタンブン(功徳を積むこと)でも有名です。

③ノーンブアルアン公園

一気にハードルが上がりますが、チェンマイ市街地を離れ、車で30分ほどの距離にあるノーンブアルアン公園(หนองบัวพระเจ้าหลวง:ノン ブア プラ チャオ ルアン)は、チェンマイで最も大きな無料会場です。

④ハリプンチャイ寺院

チェンマイ県のお隣、ランプーン県の有名な寺院です。酉年生まれの人にご利益があることでも知られています。
車で40分程度の距離ですが、混みますのでご注意を!

コムローイやロイクラトーンはどこで買えるの?

当日に会場付近で多くの屋台で、コムローイやロイクラトーンが出店され販売されます。価格は50〜100バーツ程度のものが多いです。

混雑を考えた会場と時間帯選び

多くの人たちが川付近に集まるため、時間帯によっては非常に混雑します。タクシーやソンテウでの移動も難しくなりますので、体力に自信のない方や時間の限られる方は、場所選びと時間を考えて行動しましょう。
バイクや自転車をレンタルも可能ですが、通行規制が多く、一方通行や行き止まりになる場合もあり、注意が必要です。土地勘のある人なら、渋滞知らずで比較的歩かずに会場までアクセスできるでしょう。
また、混雑する場所はスリなどの被害に遭う危険性が高まります。高価なものを見えるように持ち歩いたり、無防備にリュックを足元に置いてコムローイを見上げたりしないでください。

有料会場

当サイトでも以前ご紹介しておりますが、すでに完売ですので、来年以降の参考にどうぞ!

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