観光都市チェンマイには多くのホテルがありますが、特に旧市街には、古都の景観に溶け込む美しいブティックホテルが点在しています。
シティホテルでの滞在も悪くはありませんが、チェンマイをよく知る者としては、旧市街の趣あるブティックホテルで過ごす時間の特別さをぜひ味わってほしいと思います。
中でも、ターペー門から徒歩4分の場所に佇む「タマリンドビレッジ」は、チェンマイの伝統と静寂を象徴するホテルのひとつ。中庭には樹齢100年以上のタマリンドのシンボルツリーがそびえ立ち、敷地全体がまるで隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。
これまでチェンマイで宿泊したさまざまなホテルの中でも、最も印象に残っているのがこのタマリンドビレッジです。 その理由は、ただ快適な宿泊施設というだけでなく、ここで過ごす時間そのものが、チェンマイの魅力を深く味わえる特別な体験になるから。
ぜひこの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいと思います。
樹齢200年のシンボルツリーとランナー建築|タマリンドビレッジの空間美

竹林アーチのエントランスをくぐると、目の前に広がるのは丁寧に手入れされた美しい中庭。寺院の回廊からインスピレーションを受けた通路が静かに伸び、その先にはこのホテルの象徴ともいえる樹齢200年のタマリンドツリーが堂々と鎮座しています。



キラキラとしたシティホテルとは一線を画し、風情ある古都チェンマイ旧市街の空気感を凝縮したかのような空間でした。 建築には伝統的なランナー様式が取り入れられ、随所に見られる木の質感や繊細な装飾が歴史を感じさせます。バンコクやその他の都市では味わえない、時がゆっくりと流れるような静寂と、チェンマイならではの非日常が感じられます。


ランナースイート|チェンマイの趣を感じる滞在

タマリンドビレッジの客室は、ランナー建築の伝統を受け継ぎながらも、洗練されたシンプルなデザインが魅力です。木製の家具やラタン(籐)の扉、素焼きタイルの床が自然の温もりを感じさせ、落ち着いた色調と間接照明が静寂に包まれる心地よさを生み出していました。

ベッドやソファに添えられた伝統柄のクッションも、さりげなくチェンマイの文化を感じさせます。華美な装飾に頼ることなく、自然と調和する美しさが際立っています。まるで、チェンマイの穏やかな時間がそのまま宿るような、心落ち着く空間。
この自然の温もりと静寂が調和した雰囲気こそ、チェンマイの趣を最もよく表しているのではないでしょうか。


特別なチェンマイ旅行を彩る、おすすめの宿泊先

その土地での体験は、滞在するホテルによって大きく左右されます。ホテルは単なる宿泊場所ではなく、旅の印象を決定づける大切な存在であることを実感します。
特に、歴史や文化が色濃く残る場所では、その地に根ざしたホテルを選ぶことで、より深くその街の魅力を感じることができます。どこに泊まるかによって、旅の充実度は大きく変わるものです。

チェンマイにおいて、その魅力を存分に味わうことができるのがタマリンドビレッジです。ランナー建築の趣が息づく空間、静寂に包まれた敷地、そして歴史あるシンボルツリー——。このホテルに足を踏み入れた瞬間から、チェンマイの特別な空気が肌で感じられ、心に深く刻まれることでしょう。
ホテル情報
- 公式WEB:www.tamarindvillage.com
- 位置情報:GoogleMap
- ホテルSNS:Instagram / Facdebook
チェンマイで訪れたいスポット
チェンマイ周辺には、まだまだ楽しめるスポットが数多くあります。せっかく訪れるなら、ホテル滞在とあわせて、魅力的なスポットにも足を運んでみてください。
幻想的なデザインとユニークなコンセプトが話題のカフェ。まるで宇宙空間にいるかのような雰囲気のなかで、美味しいコーヒーやスイーツを楽しめます。写真映えする内装も魅力的。
レトロな雰囲気が漂う運河沿いのエリア。地元のカフェやショップが点在し、散策するだけでも楽しいひとときが過ごせます。静かで落ち着いた雰囲気の中、のんびりとした時間を楽しめるスポットです。
日本より日本らしい?誰もが心落ち着く「森ナチュラルファーム」
日本の里山を思わせる自然豊かな農園。オーガニック野菜やハーブが育つ広大な敷地で、四季折々の景色を楽しみながらリラックスできます。日本人だけでなく、地元の人々にも人気の癒しスポットです。

【この記事を書いた人】
[タイ一択さん / タイ旅行ブロガー]
タイの旅行情報を専門とするブロガーであり、タイ旅行に関する情報を提供するブログ「タイ一択」を運営しています。ブログは月間PVが40万前後あり、多くの読者に支持されています。チェンマイには半年以上の中期滞在と10回以上の旅行経験がある大のチェンマイ好きです!チェンマイ滞在中はよくバイクを借りてお寺を巡っています。現在はバンコク在住。タイ国政府観光庁とのメディアツアーでのコラボレーション経験もあり、信頼性のある情報を提供しています。
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