チェンマイ郊外で開催される大型インターナショナル・音楽フェス「シャンバラ祭り」の2025年開催情報が発表されました。
公式サイトやFacebookに公開された情報をこちらでまとめてみました(随時追加中)。
目次
開催概要
イベント名 | シャンバラまつり(Shambhala in your heart 2025) |
開催期間 | 2025年2月7日~16日 |
料金 | 未定 [2024年は、(一日券) 300 バーツ (通し券) 1,800 バーツ ※ 15歳以下は無料 |
公式HP | https://www.shambhalainyourheart.com |
公式Facebook | https://www.facebook.com/shambhalathailand |
公式Instagram | https://www.instagram.com/shambhala_inyourheart |
Q: チケットの払い戻しはできますか?
A: すでにご購入いただいたチケットについては、いかなる場合でも払い戻しはしません。これには、不可抗力(自然災害、パンデミック、緊急事態、またはその他の理由)により、イベントまたは特定のアーティストのショウがキャンセル、またはその一部がキャンセルされた場合も含まれます。どうぞご了承ください。
ボランティア募集中です!詳しくはこちら↓
https://www.shambhalainyourheart.com/日本語/ボランティア
その他、日本語でのFAQはこちら
https://www.shambhalainyourheart.com/日本語/よくある質問
会場案内
チェンマイから車で北へ約2時間の距離、チェンダオの山並みの間にある草原が会場です。
タイの自然を感じられる「野外音楽フェス」です!
会場への行き方情報
「チェンダオ」にはバスでの移動がいいでしょう。チェンマイ・バス・ターミナル(チャーンプアック・バス・ターミナル)にチェンダオ行きのバスと黄色い車があります。
所要時間は、Google Mapでは1時間半程度と表示されていますが、それはあくまでも参考値。それより長い時間がかかると思って予定を組みましょう。
※夜間になると移動は難しいので、できるだけ早めの行動を!
公式HPに、詳しい案内がございますので、ご確認ください。(2025年は2023,2024年と同じ会場になります)
チェンマイからチェンダオまで
チェンダオから会場まで
必要な持ち物
◉身分証明書:パスポート(タイ人の場合はIDカード)をお持ちください。
◉Myカップや箸 お皿をお持ちください。ゴミを出さない様にご協力ください。自分で出したゴミは、自分で持ち帰ってください。
◉テント、寝袋、毛布:期間中夜間はとても寒くなります。防寒対策は整えてください。
フェスティバル参加者への注意事項
シャンバラまつりは、チェンダオの大自然の中で開かれます。自然への愛を深め、自然に対する意識を高め、一人ひとりがそれに沿った選択と行動をとって下さい。
記録的な数の参加者が訪れた去年の祭りでは、毎日ゴミ箱が溢れていました。以下の事項に留意してゴミ削減に努めましょう。
- 再利用可能な食器(カップや食品用容器)を持参してください。
- 飲食店にもマイ食器を持って行きましょう。
- 水筒を必ずご持参ください。無料の飲料水タンクがあります。
- ゴミ収集所までいちいち行かなくて済むように、自分のゴミ袋をテントの側に置いて使って下さい。
- ゴミは最小限にし、お帰りの際に会場から持って出て下さい。
- 排水は直接川に入ります。川を汚染しないよう、石鹸、シャンプー、洗濯洗剤は天然のものを使用してく下さい。
ドラムセッションに参加しませんか?
楽器経験のある人もない人も、皆んながミュージシャンになれる絶好の機会が、参加型のドラムサークルです。
2025年2月7日(金)の夕方、祭りのオープニングにドラムサークルがあります。その後も1日おきに(2月9、11、13、15日)ドラムサークルが開催されます。
ドラムや打楽器(種類不問)または笛、ディジュリドゥなど、マイ楽器のある参加者を募集しています。
楽器のない方は、ペットボトルや缶を利用した手作りの楽器や、自分のキャンプ用鍋、フライパン、バケツ、空き缶、石などを楽器として持参し、ご参加ください。
音楽経験のない人から経験豊富なミュージシャンまで、年齢や技術レベルを問わず、どなたでも参加できます。
「シャンバラまつり」とは?
シャンバラまつりの歴史は古く、1997年にチェンマイ大学で行われた「命の祭り(ジュビリージャム)」という前進イベントまでさかのぼります。
チェンマイを訪れていたフォークシンガー南正人さんは、「トゥク」さんというジミ・ヘンドリックスのようなスタイルの凄い腕前のギタリストに出会い、意気投合。二人を中心として音楽イベントを立ち上げ、日タイのミュージシャンを招きました。
2002年に第2回目も行われ、日本からは遠藤ミチロウ、PAPA U-GEEなど、タイからはカラバオなどが参加し、大好評を博しました。
しばらく時間が経って、もう一度やろうという話が出た際に、もっと広い開放的な場所ということで、自然豊かなチェンマイ県チェンダオに会場を移し、「シャンバラまつり(Shambhara in your heart)」として2010年に再スタートしました。
※シャンバラ(Shambhala)は、『時輪タントラ』に説かれる伝説上の仏教王国である。同タントラではシャンバラの位置はシーター河の北岸とされ[1]、シーター河が何を指すかについては諸説あるが[2]、中央アジアのどこかと想定される[3]。シャンバラ伝説は『時輪タントラ』とともにチベットに伝わり、モンゴルなど内陸アジアのチベット仏教圏に広く伝播した。(Wikipediaより)
以前はチェンダオ青少年育成キャンプ場で行われていましたが、現在はその近くのフィールドに移転。2020年まで毎年2月に開催されました。コロナ禍でここ2年は開催されていませんでしたが、2023年に再開されました。
シャンバラ祭りのコンセプト
自然の中で作るアートと音楽を共に分かち合い、友情を育もう
情熱を持ったアーティストたちとボランティアの協力のもと、企業スポンサー無しで毎年企画・運営されているシャンバラまつりは、今年で14回目。
私たちはこの手作りの祭りを、純粋で自然体でコンセプトに沿ったものとなるよう努めています。
チェンダオの自然を尊び調和との調和の中で、10日間皆んなで一緒に暮らしながら行われる祭り。そこで共に音楽を奏で、アートを作り、踊り、笑い、思いを語り、愛を分かち合うことで、私たちは友達になっていきます。
祭り会場には大音響のステージがあり、地元タイと日本を含む海外からの様々なバンドのパフォーマンスが毎晩楽しめます。でもこの祭りが意図するところは、皆んなが自由に集まって始まるジャムセッションの中や、キャンプファイヤーの周りや、キャンプ場の至る所で起こる出会いと創造と友情なんです。
自然の中で音楽やアートを共に作り、友情を育くんでいく。これがシャンバラまつりのコンセプトです。
シャンバラ祭りの様子
2023年タイ人の方のレポート
南正人(みなみまさと・通称ナミさん)
祭りの発起人である南正人さん、生前のパフォーマンスの様子
南正人(1944年3月3日 - 2021年1月7日、76歳没)は、フォーク・シンガーソングライター。チェルノブイリ原発事故から2年後の1988年に開催された8日間のキャンプイン・イベント「いのちの祭り」中心メンバーの1人でした。
ナミさんは、1998 年と 2003 年に初の日本とタイの草の根フェスティバル「ジュビリー ジャム」をチェンマイ大学で開催しました。数年後、もう一度やろうという話が出た際に、もっと広い開放的な場所でやりたいと考え、自然豊かなチェンマイ県チェンダオに会場を移し、「シャンバラまつり(Shambhara in your heart)」として2010年に再スタートしました。
彼は死去当日までライブツアーを行っており、ライブ中にステージで倒れ、逝去しました。
現在のシャンバラまつりは、彼の生前の意思を継ぎ、次世代のミュージシャン・若者たちが心を込めて運営にあたっています。