2026年5月24日、Koenji Guest House & Bar Chiangmaiで開催された「チェンマイ日和 〜タイと日本をつなぐマルシェ〜」。ワークショップ参加者、出展者、主催・会場関係者の声とともに、当日の様子を振り返ります。
当日の様子|人と人が自然につながったマルシェ
当日の模様を記録した動画をご覧ください。実際の雰囲気が伺えます。また、関わったスタッフたちの声も聞くことができます。
出展者のことば
今回、日本から参加した出展者の皆さんに、チェンマイに来る前の印象、実際に来てみて感じたこと、マルシェ当日の体験、そして今後チェンマイとどのように関わっていきたいかを聞きました。
ここでは、出展者それぞれの言葉で、今回のチェンマイ滞在とマルシェを振り返ります。


前田真梨子さん

Before チェンマイ
チェンマイは友人が雑貨の買い付けに来ていたこともあり、身近な都市として感じていました。
お気に入りらしく度々行っているので、過ごしやすいのだろうなと思っていました。
今回参加するにあたり、後から合流なので1人で大丈夫かな?と思ったけど、丁寧に教えてもらって大丈夫でした。
After チェンマイ・マルシェ
1人で出歩いたり夜とかは危なくないかな、どうかな、と思ってましたが大丈夫でした。
ナイトマーケットはワクワク楽しかった。
マッサージは毎日でも通いたいくらいうまい人に出会いました。人々が気さくで暖かかった。
マルシェ当日お客様はどれだけ来てくれるか心配でしたが、3組の方に撮影させていただけて嬉しかったです。
ゲストハウスはとても居心地が良く、内装やインテリアも可愛くて撮影にもぴったりでした。スタッフの皆様が気さくで話しやすく暖かかったです。
Future チェンマイ
またチェンマイ行きたいです。
マンゴーを飽きるほど食べて、毎晩マッサージに通いたい(笑)
チェンマイで自分の活動を紹介できる機会はとても良い経験でした。
一方で、次回に向けては、活動の位置づけや準備の仕方をもう少し整理できると、より良い形で関われるのではないかと感じました。
チェンマイ観光・生活について
チェンマイは初めてでした。
ガパオライスの上のやつとか、油断するとめちゃくちゃ辛いのがあって、でも「辛いーー!」って涙流しながら笑い合ったのもいい思い出です。
食事はおいしかったです。
お米がおいしかった。
カレンの村がとても暖かい人々で実家のようでした。
せかせかしてなくて良い。
日本でもあまり現金の出番がなくなってきたので、現金が少なくなってヒヤヒヤする感じを久々に味わいました。
太田藍理さん

Before チェンマイ
・チェンマイは未知の街で、どんな感じだろう?
・日本語しか話せないけれど、マルシェでセッションして満足していただけるだろうか?
After チェンマイ・マルシェ
・Koenji Guesut Houseの方々&宿泊者の方たちのホスピタリティ!宿泊している方もお見送りに来てくださってうれしかったです。
・来場者には、イチさんやKoenji Guest Houseのイベントで声をかけてくださった方々が多数ご来場くださり、みなさまのこれまでの信頼貯金のおかげさまだと感じました。
・マルシェに来てくださった方に「チェンマイに来てくださってありがとうございます。救われました」と言っていただき、本当に勇気をだしてマルシェに来てよかったと思いました。
・ふゆこさんとイチさんが音楽を奏でてくださり、会場があたたかく一体化しているー!と感じました。音楽の力はスゴイ!!!!
Future チェンマイ
チェンマイが好きになりました。
何かしらの形で交流していけたらうれしいです。
リアルでお客様と関われる機会は貴重だとあらためて思いました。
チェンマイ観光・生活について
タイにはこれまでバンコク、プーケットと来たことがありましたが、チェンマイは初めてでした。
・チェンマイの人々の温かい笑顔が印象的!
・食べ物がおいしい!屋台で食べても美味しい!
・毎日マッサージできて最高!
・騙されるかも…なんてピリピリしなくていい。
斉藤容子さん

Before チェンマイ
チェンマイは大好きな街なので、そこで初めてのマルシェが開催できることに緊張とわくわくが入り混じった日々でした。でも絶対うまくいくとは思っていました。
After チェンマイ・マルシェ
ゲストハウスの会場もふゆこさんとイチサンの歌と演奏のおかげで最高な雰囲気になりましたね。旅人の方、在住の方などが交流できてとてもよかったです。
Future チェンマイ
次はどうしましょうかと考えつつ、またわくわくしております。
チェンマイ観光・生活について
やっぱり好きだなと感じました。2拠点できるようにがんばります。
村上妙子さん

Before チェンマイ
チェンマイの不安
言葉は英語も話せないけど大丈夫か
現金はどのくらい必要?カード使える?
トイレ事情。
ローカルな食べ物を食べておなかを壊さないか
マルシェへの参加
どんな方に集客しているのかが見えず、どんな人が来るの?
タイの方も来るの?がわからなかった
期待としては現地の方との交流がもてること
話せないくせに、日本人だけでなくチェンマイ人とも交流できるといいなと考えていた
After チェンマイ・マルシェ
チェンマイはめちゃくちゃ平和、治安がよい。
日和という言葉がぴったりのほっこり加減
会場の雰囲気もよいし、会場についているお客様たちも感じがよかった
会場についているお客様以外の、今回集客してきてくださった方々もどなたさまも感じよい方ばかりだった
手仕事にリスペクト感覚がある方ばかりで、「こんなに時間がかかるものなんだから値段も安いよ、もっと高くてもいい」と言われて驚いた
→日本では高いといわれる。ただし、安い高いは為替とインフレの影響で、バーツで考えるのと円で考えるのとの貨幣感覚によるものかもしれない。いずれにせよ、手仕事に関して理解しようという感性が圧倒的に高いと感じました。
Future チェンマイ
チェンマイはとても感じがよかったのでまた来たい
マルシェではなく、普通に交流イベントでもよいと思う
教育移住が多いのであればその関連イベントとか
リタイヤ移住、2拠点生活などのテーマとか
チェンマイ観光・生活について
チェンマイは初めてです
インドに行った直後だったからか、マーケットも清潔感があり日本人に受け入れやすいと思いました。
ゲストハウスからはマーケットに歩いて行けるので毎日楽しめた
雑貨に興味深いものが多く、パッケージなどもアートを感じられるものが多い
ローカルと現代的なものがほどよくマッチしている
日本的なものもブームなのかところどころにみられて親近感がもてた
カレン族のツアーもまたとない体験でした
杉浦美冴さん

Before チェンマイ
久しぶりの海外に行くこと、マルシェで私がするワークショップがどう受け止められるのかなど漠然とした不安は多少ありましたが、それよりも行ってみたかったチェンマイに行けること、マルシェに参加できることへの楽しみが上回っていました。
After チェンマイ・マルシェ
見たことのない景色、美味しい食べ物
そして何より人との優しさに出会い、ただただ楽しかった!!の一言でした。
ただそれだけではなく、チェンマイに一緒に行ったメンバーをはじめ、イチさん、浅野さんとたかふみさん、他出会った人達から、そしてマルシェやチェンマイでの時間を通して、私が今後どう生きていきたいのかを問えた貴重な時間でもありました。
Future チェンマイ
家族をまずは連れていきたいです。息子はカレン族の村で一緒にごはんを作ったり染色することをとてもたのしみにしています。その国の暮らしを楽しみたいな〜と。マルシェや交流イベントもぜひ関わりたいですし、日本との交流もできたらとおもいます。
チェンマイ観光・生活について
チェンマイははじめてでしたが本当にごはんの美味しい街で、朝から晩まで食べすぎました。イチさんとお話ししていた時にチェンマイの人は「どこで人が見ているかわからない。悪いことをしたら自分に返ってくる」という日本でいう因果応報な考えがあるから、基本そんな悪い人はいないということを聞いた時に、なんとも言えない嬉しい感情が湧きました。
龍見ゆう子さん

Before チェンマイ
準備が追いつかないけどなんとかなるかな、どんな方々が来場されるか、英語対応できるか、タイ現地の方が興味関心を持ってくれるためのアイテム
After チェンマイ・マルシェ
空港から街が近すぎて便利!ゲストハウスとマーケットが近く治安も良くて安心して過ごせた。タイ料理全ておいしすぎる。マルシェ当日、想像以上に日本人しか来場しないことと、逆に日本人がこんなにチェンマイにいるのかとも思えた。会場サイズも良く直前に決まったという音楽ステージは会場の雰囲気を柔らかくしてくれました。今回参加して、チェンマイはすごくハードルの低い日本人に会う地域なので観光も出展(販売なし)もおすすめ。
Future チェンマイ
チェンマイにまたいきたい。マルシェ出展に限らず関わり方は色々あると思うが、目的を持って滞在できたことは誰にとっても満足度高い経験になる。ゲストハウスと滞在されていた方達とのお話が貴重な経験になった。
チェンマイ観光・生活について
タイ3回目、チェンマイ初めて。
マーケット、マッサージ、滝にも行けて大満足です
SMSが受け取れなかったのでGrabアプリを日本にいる間に利用できる状態にしておくこと必須でした
ゲストハウスは想像以上に綺麗で快適で、Koenjiの皆さんの温かい雰囲気にも感動しました。初日の一人宿泊の日にも気にかけていただき、本当にありがたかったです。
音楽がつくった、入りやすい空気
当日の会場では、準備の段階から「外から見ても、何か楽しそうなことをやっていると伝わる空気づくり」が意識されていました。
人がふらりと入ってくるきっかけとして、音楽が果たす役割はとても大きいものです。会場の外にも少し音が届き、通りかかった人にも「何かやっている」と感じてもらえること。その小さな気配が、マルシェの入口をやわらかく開いてくれました。
当日は、日本から旅行でチェンマイを訪れていたSinger Fuyucoさんが、ボランティアで歌と演奏を届けてくださいました。歌声が加わることで、会場全体がより温かく、自然に人が集まりやすい雰囲気になっていきました。
日本の手仕事や体験が並んだ会場
会場には、日本から参加した出展者によるワークショップや展示が並びました。
心理セッション、こぎん刺し、ペットボトルビーズのワークショップ、撮影会、みつろうラップ作り、山古志の手仕事紹介など、それぞれの活動がKoenji Guest House & Bar Chiangmaiの空間の中に自然に溶け込みました。





小さなスーツケースに作品や道具を詰め、日本からチェンマイへ。海外で何を持っていくか、どのように見せるかを悩みながら準備してきた出展者たちの思いも、当日の会場には丁寧に並んでいました。
また、当日はHaeeen Omusubiも出店。おむすびを通じて、日本の食文化も来場者に届けられました。
来場者同士にも生まれた交流
今回の「チェンマイ日和」で印象的だったのは、出展者と来場者の交流だけではありません。
会場では、初めて会った人同士が自然に会話を始めたり、ワークショップをきっかけに話が広がったり、Instagramを交換したりする場面も見られました。
あるブースでは、参加者がじっくりと話し込み、また別のブースでは、来場者が涙を浮かべながら思いを話す場面もありました。
日本から来た出展者、チェンマイ在住の日本人、タイ人の来場者、日本文化に興味を持つ方々、留学生、旅行者、短期・長期滞在者。さまざまな背景を持つ人たちが、同じ空間で言葉を交わす一日になりました。
人が多く来るとか、そういうことではなくて、私たちがここに立てたということ自体が、もうすべてオッケーという感じでした。
企画者であるさいとうようこさんのこの言葉にもあるように、今回のマルシェは、数字だけでは測れない意味を持つ時間になりました。
主催者と会場側が感じた手応え

今回の開催について、さいとうようこさんは、日本から来た出展者たちにとって、チェンマイ側の協力がなければ実現できなかったと振り返りました。
本当に私たちは、まな板の鯉状態で、あとはチェンマイに来て楽しむだけ。
これまでの準備があっても、チェンマイに来てしまえば、もう皆さんにお任せするしかないという状況の中で、本当に最初の時から快く、「みんなが楽しく、笑顔で終われるように、それを目指していきましょう」と言っていただいたことが、本当に嬉しかったです。

また、会場となったKoenji Guest House & Bar Chiangmai側からも、初開催ながら明確な手応えがあったという声がありました。
僕がここでやりたい「人と人がつながる場所」という意味で、すごくそれに通じたイベントだったなと思っています。
出展者と来場者だけでなく、来場者同士にも会話が生まれたこと。会場に集まった人たちが、それぞれの立場を超えて自然につながっていったこと。それこそが、今回のマルシェの大きな成果でした。
試験的な開催から見えた、これからの可能性




今回の「チェンマイ日和」は、初めての試みとして試験的に開催したマルシェでした。
もちろん、運営面や告知、出展内容、言語対応など、今後に向けた課題はまだ多くあります。
それでも今回、大きな収穫だったのは、チェンマイ在住の日本人の方々だけでなく、日本文化に興味を持つタイ人の方、中国人やアメリカ人の留学生、短期・長期でチェンマイに滞在している方々にも足を運んでいただけたことです。
小さなマルシェではありましたが、日本から来た出展者、チェンマイに暮らす人、旅の途中で立ち寄った人、そして日本文化に興味を持つ人たちが、同じ場所で言葉を交わす時間が生まれました。
今回の「チェンマイ日和」は、日本人だけで完結するイベントを目指したものではありません。
日本の文化や考え方、手仕事、食、体験を紹介しながら、それを一方的に届けるのではなく、チェンマイに暮らす人、学ぶ人、旅する人たちと交流すること。そこに、このイベントの可能性があります。
今後は、地元タイの学生ボランティアの募集や、学校機関、関係する公的機関との連携なども視野に入れながら、より良い文化交流行事として育てていければと考えています。
そのためには、地域の皆さまのご協力が欠かせません。
私たちが大切にしたいのは、「三方良し」の考え方です。
サービスを提供する側、サービスを受ける側、そしてその周りにある地域社会。その三方すべてにとって良い形になるように、この活動を続けていきたいと考えています。
チェンマイ情報ステーションとしても、在住者、旅行者、そしてチェンマイが好きでこの街と関わりたい人たちをつなぎ、少しでも地域に貢献できる場を作っていきたいと考えています。

ここには差別もない。人種や国籍の違いも、全部超えていける何かがある。
それを今、感じています。
ここにいる皆さんが、この場所を支えています。
日タイ交流、そしてチェンマイの地域活性化の一環として、私たちチェンマイ情報ステーションが少しでもお役に立てれば幸いです。
次回へつながる、小さく確かな一歩


初めての開催ということもあり、集客や運営、言語対応、告知方法など、手探りの部分も多くありました。
それでも実際に開催してみると、会場には想像以上に多くの人が集まり、ワークショップや展示を通じて、たくさんの交流が生まれました。
今回の経験は、2回目以降に向けた大きな手応えになりました。
より多くの人に届けるために、どのように企画を広げていくのか。
タイの学生ボランティアや地域の方々、学校機関や関係する公的機関とどのように連携していくのか。
次に向けた課題と可能性も、今回の一日から見えてきました。
「チェンマイ日和」は、小さなマルシェです。
けれど、その小さな場の中に、人と人が出会い、文化が交わり、次の関係が生まれるきっかけがありました。
今回の一日は、日タイ交流と地域づくりに向けた、小さく確かな一歩になったと感じています。
ご協力いただいた皆さまへ


最後に、今回の会場としてご協力いただいた Koenji Guest House & Bar Chiangmai、当日出店してくださった Haeeen Omusubi、そして日本から旅行でチェンマイに来ていたにもかかわらず、ボランティアで歌と演奏を届け、会場を温かく盛り上げてくださったFuyucoさんに、心より感謝申し上げます。
そして、この小さな挑戦を見守ってくれたチェンマイの街にも、感謝します。

Koenji Guest House & Bar Chiang Mai
第2回目をお楽しみに!